買いやすい環境が活性化の鍵
取引においては、「売主」「買主」は対等ですが、人口減・家余りであるマーケットの中、「売主」から「買主」主導に変化が起こります。中古住宅流通活性化には「売主が売りやすい」環境を整えるよりも、「買主が買いやすい」環境を整えていくことが優先順位が高いと考えられます。
- 人口減・家余りの転換点を迎え、住宅業界も購入者がマーケットの中では強くなり、作った物を売るのではなく、消費者の需要に応じていくマーケットに転換する必要があります。
- 不動産事業者は顧客に誠実でなければいけません。売主・買主の同時エージェントは利益相反になる恐れがあります。
- 不動産情報に事業者と消費者(特に買主)にギャップがあるのは本来のあるべき姿ではありません。同じ情報を持っていても消費者に選択される事業者の在り方が問われています。
- インスペクション・かし保険・住宅履歴・耐震診断・地盤調査等、買主が安心して住宅を購入できる環境作りが急務です。